求職者支援訓練の受講申し込みや給付金の手続きは、どこのハローワークでもいいというわけではなく、本人の住所地を管轄しているハローワークで行います。
手続きの内容は、訓練の受講申込みだけの場合と訓練と給付金の両方申込む場合とで異なります。
1、求職申込み
ハローワークに行っても、すぐに受講の申し込みができるわけではありません。
まず、「求職申込書」に必要事項を記入し、求職の申込みを行い「ハローワークカード」を交付してもらいます。
このハローワークカードは、以降、ハローワークへ訪れる際に必ず提示を求められますので、紛失しないようにしましょう。
この時に職業相談窓口で、提出した「求職申込書」の内容に基き担当の方と就職相談を行います。
こちらが職業訓練を希望した場合、求職者支援制度についての詳しい説明を受けることになっています。
2、訓練コースの選択
担当の方との就職相談の中で、自分が目指す職種にあった訓練コースを選択します。
事前にハロワ設置のパンフレットやネットで希望の訓練コースをある程度決めておくといいと思います。
私の場合は、初めからある程度決めていましたので、その旨告げると、別の職業訓練専門の窓口に通され、受講申し込みに関する説明を受け、「受講申込書」を受け取りました。
受講申込書には、求職活動の状況、志望理由、習得したい知識・技能、訓練終了後の就職希望などかなり長文を書く欄があり、その場ではなかなかすぐには書けませんので、家に持ち帰って書くことになります。
3、施設見学
これは特に強制ではないのですが、2の段階で担当の方から施設見学を勧められます。
施設見学会は選考日までの間に3~4回ほど開催日があり、パンフレットに開催日が記載されていますので、自分で施設に電話して見学の申し込みを行います。
私の時には、初め2~3人程度かと思っていましたが、20~30人ほどの参加者がいて、結構いるもんだなと少し驚きました。
担当の方が実際にそのコースの授業が行われる教室の設備や施設全体を案内してくれたあと、詳しいオリエンテーション、質疑応答などもあります。
パンフレットなどには、あるていど具体的なカリキュラムについて書かれてあるのですが、やはり、それだけではイメージがつかみにくい部分もありますし、実際に行って話を聞いてみると、こちらが思っていたことと違うことが聞けたりしますので、時間があれば是非行っておくことをお勧めします。
4、受講申込
すでに記入した受講申込書をハローワークに持って行き、受付印を押してもらいます。
受付印が押された受講申込書を今度は、訓練実施施設(スクール)に持参するか郵送で提出します。
その前に、スクールに自分で電話して、選考の予約を入れます。
選考日はコースごとに決まっており、パンフレットに記載されています。
記載されている選考日は1日だけで、予約を入れた時点でスクール側から時間を指定され、あとは選考日を待つだけとなります。
※給付金の受給希望者は、この段階で希望する旨を申し出ます。
地域によっては、この受講申込時に給付金の事前審査も行われるところもあるようですが、東京管内のハローワークでは、訓練コースの選考合格後に必要書類の提出など具体的な事前審査の手続きを行うようです。
給付金の手続きに関しては、合格後の手続きをご覧ください。