認定コースの選択の仕方についてまとめています。

ヘッダー背景

▶ 求職者支援訓練認定コースとは?

求職者支援訓練の実施施設は民間の教育機関などが申請を行い、それに対し厚生労働大臣が認定するという仕組みになっています。

認定を受けようとする実施施設は、以下のような基準で認定されます。

  • 申請する前の3年間において、同等の訓練を実施した実績のあること
  • 講師は、専門知識に加え、「担当科目の内容を指導した十分な経験を有する」ことも必要であること
  • 習得状況を毎月評価し、終了評価すること、終了評価したジョブカードを交付すること
  • 求職者支援訓練の受講者の就職実績が著しく悪くないこと
  • 就職支援責任者を配置すること

となっていて、就職実績が一定水準以下の場合は認定しないとされています。

また、実施機関は就職実績に応じて奨励金も支給されるようです。

こうしたことから、求職者支援訓練の認定コースについては、それなりに専門性もあり、就職実績も一定水準以上のコースがそろっていると思ってもいいのではないかと思います。

求職者支援訓練の種類は、大きく分けて、基礎コースと実践コースの2つがあります。

  • 基礎コース→基礎的能力の習得を目的とした職種、業種横断的な訓練
  • 実践コース→基礎的能力から実践的能力まで一括して習得する訓練

求職者支援訓練は早期の就職を目的としていることから、いずれの認定コースも期間は3ヶ月間というものが圧倒的に多く、長くても6ヶ月程度のものがメインです。

また、数はそれほど多くはありませんが、昼間と夜間に分かれている定時制の認定コースなどもあります。

分野は、事務、IT、デザイン、医療、介護福祉などの最先端の分野から農業、林業、建設まで幅広い分野の認定コースがあります。

▶ 認定コースを選択するための情報収集

ハローワークに行く

最寄りのハローワークに行けば、現在募集している認定コースのパンフレットが設置されていますので、そうしたパンフレットで情報収集をする方法もあります。

また、ハローワークで就職相談をしている中で、担当の方から勧められる認定コースなどもあります。

ネットで調べる

しかし、なかなか忙しくてハローワークにいけないという場合は、ネットで調べるという方法もあります。

「独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構」が運営しているサイトの「求職者支援訓練認定コース情報検索」です。

これを使えば、地域に応じて現在募集している認定コースを簡単に検索することができます。

詳しいカリキュラム内容を調べる

「求職者支援訓練認定コース情報検索」では、詳しいカリキュラム(科目内容)までは出てきませんので、そうしたカリキュラムを調べる場合には、各地域のハローワーク(労働局)のサイトで求職者支援訓練関連のページを開くと、開講コース一覧などのページ出てきますので、その一覧の中から科目名の横の番号をクリックするとハローワークに設置してあるのと同様のパンフレットが閲覧できますし、それをプリントアウトできます。
(例)東京労働局のページ